少しして理恵は朝陽の顔を見た。
「お腹すいちゃった。」
そう言って微笑む。
「だな」
朝陽も理恵に微笑み返した。

「オムライス作っちゃおうかな!」
理恵はそういうとキッチンへ向かう。
「ちょうど卵買ってきた。」
朝陽がスーパーの袋から卵をだす。
「ふわふわ卵のオムライスとオニオンスープ!」
理恵がエプロンをして料理を始めると朝陽はすぐにスーツから部屋着に着替えて同じくエプロンをして理恵の隣に立った。
ケチャップライスを炒めたり、サラダを作ってくれている。
理恵は久しぶりに料理をしながら、朝陽が以前よりも料理の手際が良くなっていることに気が付いた。
「いつもありがとうね」
理恵がそう伝えると朝陽は耳まで赤くしながら照れた。