そこに立っていたのが看護師ではなく白衣を着ていることに気が付いた理恵は誰だろうとその女性を見た。
自分と同じくらいの背丈の女性はきりっとした顔立ちをしていて凛としているという言葉がぴったりくる印象だった。
理恵は何となく外科の医師のように感じた。
「お休みのところ申し訳ありません」
「いいえ」
理恵が体を起こそうとするとその女性が「いえ、横になっていてください」と理恵を止めた。
「和田先生は、ご主人はどちらに?」
女性の言葉に理恵は確信した。
この声・・・聴いたことがある・・・と。
「今、看護師を呼んでいます。」
「そうでしたか。」
その女性が手に持っていた携帯電話をちらりと見る。
「主人のですか?」
理恵の言葉に女性は「はい」と頷いた。
自分と同じくらいの背丈の女性はきりっとした顔立ちをしていて凛としているという言葉がぴったりくる印象だった。
理恵は何となく外科の医師のように感じた。
「お休みのところ申し訳ありません」
「いいえ」
理恵が体を起こそうとするとその女性が「いえ、横になっていてください」と理恵を止めた。
「和田先生は、ご主人はどちらに?」
女性の言葉に理恵は確信した。
この声・・・聴いたことがある・・・と。
「今、看護師を呼んでいます。」
「そうでしたか。」
その女性が手に持っていた携帯電話をちらりと見る。
「主人のですか?」
理恵の言葉に女性は「はい」と頷いた。



