同じ病院の呼吸器内科にストレッチャーで移動した理恵は医師の診察を受け始める。
ここには理恵のカルテはなくて理恵が口頭で説明するしかなかった。
甲状腺機能低下症だけでなく不妊治療中で排卵誘発剤を使用していることも説明しないとならない。でも呼吸がうまくできず、理恵の口には酸素マスクがつけられていた。
医師の質問にうんざりしながら答えようとしていると「おそくなりました」と朝陽が処置室に入ってきた。
「大丈夫か?」
ベッドに横になる理恵の頭をそっと撫でながら理恵の顔色や点滴されている薬を確認する朝陽。
理恵が首を横に振ると朝陽は「寝てていいぞ」と理恵に代わって理恵の病状や使用している薬を説明し始めた。
理恵は大きな安心感に包まれて目を閉じる。
白衣のまま、髪を振り乱して走ってきてくれたんだ・・・。朝陽の姿を浮かべながら理恵は眠りに落ちた。
眠りに落ちる瞬間まで朝陽の声が聞こえる。
私たち・・・大丈夫だよね・・・?そんなことを考えながら・・・。
ここには理恵のカルテはなくて理恵が口頭で説明するしかなかった。
甲状腺機能低下症だけでなく不妊治療中で排卵誘発剤を使用していることも説明しないとならない。でも呼吸がうまくできず、理恵の口には酸素マスクがつけられていた。
医師の質問にうんざりしながら答えようとしていると「おそくなりました」と朝陽が処置室に入ってきた。
「大丈夫か?」
ベッドに横になる理恵の頭をそっと撫でながら理恵の顔色や点滴されている薬を確認する朝陽。
理恵が首を横に振ると朝陽は「寝てていいぞ」と理恵に代わって理恵の病状や使用している薬を説明し始めた。
理恵は大きな安心感に包まれて目を閉じる。
白衣のまま、髪を振り乱して走ってきてくれたんだ・・・。朝陽の姿を浮かべながら理恵は眠りに落ちた。
眠りに落ちる瞬間まで朝陽の声が聞こえる。
私たち・・・大丈夫だよね・・・?そんなことを考えながら・・・。



