「多分今は甲状腺ホルモンの値がかなり低くなってるのと、おとといの出血量から考えて貧血もあるんだと思うんだ。新しく飲んでる薬の副作用もあるだろうし。この一週間は自分の体調を整えるための時間だと思って、俺にもなにか変化あったら教えてほしい。」
朝陽が家にある医学書で甲状腺に関しての症例を集めていることは知っていた。
朝陽なりに自分の病気と向き合おうとしてくれている。どんな時も冷静に対処してくれて、理恵はだから落ち着いていられるのかもしれないと思った。
~♪
理恵の携帯電話が鳴り朝陽が理恵のもとへ持ってきてくれた。
「はい。和田です。」
理恵はまだ治まらない動悸のする胸に手をあてながら電話に出た。
「すみません。ご迷惑おかけしてます。・・・・はい。・・・・はい。・・・わかりました。・・・えっ?・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
理恵が電話を切るとベッドの隣に腰かけていた朝陽が電話を受け取る。
「大丈夫か?」
「・・・うん」
「どうした?」
「・・・・・」
電話の内容に理恵が言葉を失いながら朝陽を見つめると朝陽が優しく微笑んでくれた。
朝陽が家にある医学書で甲状腺に関しての症例を集めていることは知っていた。
朝陽なりに自分の病気と向き合おうとしてくれている。どんな時も冷静に対処してくれて、理恵はだから落ち着いていられるのかもしれないと思った。
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理恵の携帯電話が鳴り朝陽が理恵のもとへ持ってきてくれた。
「はい。和田です。」
理恵はまだ治まらない動悸のする胸に手をあてながら電話に出た。
「すみません。ご迷惑おかけしてます。・・・・はい。・・・・はい。・・・わかりました。・・・えっ?・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
理恵が電話を切るとベッドの隣に腰かけていた朝陽が電話を受け取る。
「大丈夫か?」
「・・・うん」
「どうした?」
「・・・・・」
電話の内容に理恵が言葉を失いながら朝陽を見つめると朝陽が優しく微笑んでくれた。



