意識を保っていることに精一杯になる。
背中が痛い・・・。
なんだか手も痛い・・・。
自分の右手をふと持ち上げるとだらだらと真っ赤な血が流れ出ていた。
止血しなくちゃ・・・
ぼやけた視界と、はっきりとしない意識の中で自分の右手を左手で抑えようと手を伸ばした時
「理恵っ!!」
朝陽の声が聞こえた。
朝陽は浴室に慌てて飛び込んできた。
出したままのシャワーを止めてすぐに浴室にあったタオルで理恵の右手を止血する。
「理恵っ!」
「・・・あさひ・・・」
その名前を口に出すだけで力を使い果たした理恵は目を閉じた。
「理恵っ!」
朝陽の声がどんどんと遠くに聞こえた。
背中が痛い・・・。
なんだか手も痛い・・・。
自分の右手をふと持ち上げるとだらだらと真っ赤な血が流れ出ていた。
止血しなくちゃ・・・
ぼやけた視界と、はっきりとしない意識の中で自分の右手を左手で抑えようと手を伸ばした時
「理恵っ!!」
朝陽の声が聞こえた。
朝陽は浴室に慌てて飛び込んできた。
出したままのシャワーを止めてすぐに浴室にあったタオルで理恵の右手を止血する。
「理恵っ!」
「・・・あさひ・・・」
その名前を口に出すだけで力を使い果たした理恵は目を閉じた。
「理恵っ!」
朝陽の声がどんどんと遠くに聞こえた。



