君の声が聞きたい

「鷹斗さん………ごぼっ!」

琴音は兄さんを助けるのに必死だった。
俺も琴音を助けたい。
じゃあ何で動かないんだ?

「琴音は俺のだー」

無意識にそう呟いてた自分がいた。
俺は怖くなった。
だからその場を離れた。

「琴音………兄さん………」

しばらくして俺はあの二人が気になりまた海に行った。
するとそこには………。

「琴音………っ」

琴音のお父さんがいた。
それから琴音はこの街から出ていき二度と帰ってくることはなかった。
もしかしたらあの時、助けていればこうはならなかったかもしれない。
だけど琴音が兄さんを助けるのを見て嫌だと思った。
琴音にこんな醜い俺を知ってはほしくない。
だけど琴音に会いたい。
だから俺は琴音がいるところに行った。
そして琴音に会った時、琴音は記憶がなかった。
チャンスだと思った。
そして俺は琴音を手に入れた。

「ずっと一緒だよ、琴音………」

俺は眠っている琴音にそっと優しいキスをした。