伯と昌廣はマンションの下で待っていてくれた。




今回は先に酔い止めを飲んでいたので気分が悪くなることもなく、マンションに着いて直ぐに私は伯と昌廣に抱きついた。






「伯、昌廣さん、ただいま!!」






元気よく抱きついた私を受け止めてくれる二人。





実はかなり心配していて毎日無限に様子を聞いていた二人。





「おかえり、美幸。どうだった?」と伯






「楽しかったよ」





旅行に行く前と笑顔が違うことに嫌でも気付く二人。





しかしそれと同時に嬉しさが溢れ自分達の行動が間違っていなかったと改めて思えた。





「良かったな。」






「うん!!」