広いがシンプルだったリビングは色とりどりの紙でデコレーションされており所々風船や綿等も飾られていた。




「おめでとうございます、美幸さん」と無限




それでも固まっている私を棗がソファーまで連れていく。




「サプライズ成功だね！！」と喜んでハイタッチしている双子




「ほーら！乾杯するよ～～！」とアキラが飲み物を配る。




その中にお酒が混ざっているのは気のせいだろうか。




しかし当然のように受け取っている棗や規則に煩い無限まで持っているのを見て私は何も見なかったことにする。




「美幸ちゃんはこれ」とアキラにオレンジジュースを渡される。




「じゃぁ改めて……美幸ちゃん！！誕生日おめでとうーーー！！！！」と斎




乾杯と缶やグラスを合わせる。




私はやっと頭の整理がついた。




「あ、ありがとう……」今の私はちゃんと笑えているだろうか。