今いる私たちだけで朝ごはんを食べてしまい残りの斎と環、敏次が起きるまでに私はお昼ごはんの下準備を、棗たちは下の砂浜でテントの準備をした。





11時になっても三人が起きなかったので無限が笑顔で起こしに行き、遅めの朝食を出して私はヤル気満々で海に向かう。





「美幸ちゃんは水着着ないの?」と環





全員が水着の海パンを穿いてるなか私はただ一人Tシャツを着ている。





「……海に来るなんて思ってなかったから持ってきてない…」





それに私には服を脱げない理由があるから……。




「大丈夫!大丈夫!女の水着も下着も似たようもん…ブァッ!!」




目の前にいた敏次がかなり後方に吹っ飛んでいった。




原因は無限が強烈な蹴りを射れていたから。




「今の戯れ言は聞き流してくださいね」





素晴らしい笑顔で私をテントの下に誘導する。





「わーい!美幸ちゃーん!!ビーチバレーしよーよ!!」




斎の誘いにのってルールも分からないままボールを叩く。




全員でビーチバレーをしていると段々ルールも何もなくなり、しまいには鬼ごっこのようなものになり海岸を走り回った。