風呂場につくと一通り棗が説明してくれて出ていった。



しっかり鍵をするように言われた為鍵をして風呂に入る。




汗は掻いていないものの体と頭がスッキリした。




一人で入るには大きすぎる湯船に浸かって直ぐに出る。




白のタンクトップに黒地の薄い膝近くまであるTシャツ一枚を着て背中の真中まである髪をしっかりと乾かす。




これは洋服を自分で買わない私のために伯が買ってきたものだ。



サイズを間違えて。



無意識なのか自分と同じサイズのものを沢山買ってきた伯は一時間ほど昌廣に怒られていたっけ。





ふと伯と昌廣さんの事を思い出すと、とても寂しくなってしまう。





頭を振って落ち始めた気持ちを押し込めた。