好き?スキ?すき?




それは……




「どういう意味?」





好きと言う言葉を理解できなかった。





「……ハァーー。棗。悪いが美幸はそう言う感情には疎いんだ。あまり急かさないでやってくれ」と伯




「………分かりました」




「??」




一人話に付いていけず目を白黒させていると無限がクスっと笑った。




「簡単に言うとね、俺達と友達になってほしいんですよ」




その言葉を私は無意識に復唱した。




「……ともだち」




「そう。その他色々は置いといて俺達と一緒に過ごしてほしいしご飯とか食べたり遊びに行ったりバイクで走ったり。楽しく過ごしたいんです。」




無限の言葉に戸惑う。




「……」




「美幸。俺はこいつらの事はよく知ってる。だから俺はこいつらの事を信じてるし安心できる。だから後はお前が見て決めろ。」




伯を見上げて棗達を見てまた伯を見上げる。




そして私は自分がこの空間に居て嫌ではないことに気付く。




「……今は返事出来ない。まだ信じきれてないから。……だけどここは嫌じゃない。」




私のその返事に無限は微笑み、斎と環はハイタッチをした。





アキラは優しく笑い敏次は今だ表情は固いものの口元は横に上がっている。
そして棗は






「上等だ。」






不敵に笑った。