「何でお前たちならいいんだ」と怖い顔をする棗





「お、俺たちは美幸さんにとったら恋愛対象外なんですよ!」





「そうそう!お兄さん的な存在?」





必死で言う無限とアキラ。





棗の顔はまだ怖かったが落ち着いたようだ。





「美幸」





「何?」





ソファーに座った棗に呼ばれそちらに行くと同時に腕を引っ張られた。





そして私が力に負け座った場所は棗の足の上。





「……」





「……」





「……降りていい?」





「ダメだ」





私のお腹にしっかりと腕を置き、逃げ出せないように固定している。





無限とアキラを見ると苦笑して首を振った。





「僕、無限とアキラが殺されるかと思った」と環






「俺も俺も」





「やばかったよね」と斎






3人が部屋の隅でこそこそと話していた。