私はこのタイミングで帰ってきた棗を恨み、突然ハッと目を見開いた。
相談するのにうってつけの人が居たのを忘れていた。
「あ!わ、私昌廣さんの所行ってくる!」
棗の手からさっと逃れて走って昌廣の所へ向かう。
コンコンコン
「はい」
ドアを開けると私の顔を見た昌廣が微笑んだ。
「どうした?美幸」
「あ、あのね、昌廣さんに相談があるの。」
そう言うと昌廣は一瞬顔を驚かせて直ぐに笑った。
「何だ?何でも言ってみろ」
「今月ね、棗の誕生日なんだって。私の誕生日の時に皆にプレゼント貰ったから私も棗にあげようと思ったんだけど何がいいか全く分からなくて…」
すると昌廣が声を出して笑った。
「あいつの誕生日プレゼントは選ぶの難しいだろう!そうだな……美幸があげるものなら本当に何でもいいと思うんだ。だから美幸が棗に似合うと思ったものをあげればいいんだよ。」
「私が棗に似合うと思うもの?」
「そう。直感で選んでみろ。棗なら絶対に喜ぶから」
ニコニコしながら言う昌廣に私は頷いた。
「分かった!選んでみる。」
「頑張ってな」
相談するのにうってつけの人が居たのを忘れていた。
「あ!わ、私昌廣さんの所行ってくる!」
棗の手からさっと逃れて走って昌廣の所へ向かう。
コンコンコン
「はい」
ドアを開けると私の顔を見た昌廣が微笑んだ。
「どうした?美幸」
「あ、あのね、昌廣さんに相談があるの。」
そう言うと昌廣は一瞬顔を驚かせて直ぐに笑った。
「何だ?何でも言ってみろ」
「今月ね、棗の誕生日なんだって。私の誕生日の時に皆にプレゼント貰ったから私も棗にあげようと思ったんだけど何がいいか全く分からなくて…」
すると昌廣が声を出して笑った。
「あいつの誕生日プレゼントは選ぶの難しいだろう!そうだな……美幸があげるものなら本当に何でもいいと思うんだ。だから美幸が棗に似合うと思ったものをあげればいいんだよ。」
「私が棗に似合うと思うもの?」
「そう。直感で選んでみろ。棗なら絶対に喜ぶから」
ニコニコしながら言う昌廣に私は頷いた。
「分かった!選んでみる。」
「頑張ってな」

