それからしばらく魘されてしまった私は、ふかふかなソファーに横になっていた。 「う〜ん…」 「喜んでくれると思ったんだけどなー」 「うんうん」 いやいや。 あのね…いくら大好きな婚約者様が相手だって、いきなり同居とか新築の一軒家とかあり得ないよ。 大事な事だからもう一回言うよ? 大好きな婚約者様だけど会った事ないんだよ。 私が知らされてないってことは、ハルも知らされてないんじゃないのかな?