全員、バスから降りて班で固まっていたらカッ去るかのように私の手を掴んで引っ張って行く。
「ちょっ!!え!!恋二!?」
私の手を掴んで引っ張っているのは、ずっと音沙汰もない放置してた恋二。
「来てたの!?」
「あぁ」
「というか、バス降りたら班行動!班に戻んないと!」
「真面目だな。誰も守ねぇのにそんなの」
いや、守るでしょ!普通!
守んないのはあんただけだつーの!!
「てか、ずっと放置してたくせに何よ今更っ!」
ドンッ!
いったぁ〜!急に止まるから背中に鼻ぶつけたじゃん!
鼻血出てない?大丈夫だよね?
鼻のこと気にしてたら、目の前に恋二の顔。
近い近い近い近ーーーい!!

