不良様の愛は甘い




「てか、美来って彼氏とか欲しかったんだ!」



「そりゃあ、ほしいよ!他校に通ってる友達とか彼氏いるし!」



「ふ〜ん!なんか、意外」



「そう?」



「うん。美来は高校じゃ彼氏作んないと思ってたからさ!勉強真面目だから高校は真面目に勉強して大学から恋愛しよかな〜って思ってそうだったから!」




「最初はあたしもそのつもりだったけど、周りが出来たら置いてけぼり感が半端なくてさ!寂しくなったわけ!」



寂しいねぇ………。



私はもう一生までは言わないけど、まだいいかな?って思ってたのに!



一応、彼氏みたいなのいるし!



でも、恋愛じゃないからいいのか?




「そーいや、雨宮くん遠足来んのかな?」



「さ〜?」



「不良とか派手系の人達って真面目に学校来ないくせにさ、遠足みたいな行事とかにはちゃんと時間通り来るの何でだろうね!」




「そりゃあ、真面目に勉強するよりか行事の方が楽しいからでしょ!」