(歩side)
「あ!あゆむ君だ~」
小学生の子供たちが
俺の所に駆け寄ってきた
「休みの日に歩が来るなんて珍しいな」
「お前たち
宿題済ませてから来たんだろうな」
「当たり前じゃん!
そうしないと母ちゃんうるせーし」
「歩君の隣にいるのって、彼女????」
「違うから・・・友達だから・・・」
俺は子供たちのストレートな質問に
あたふたしてしまった
「ここって・・・?」
「公民館!
放課後とか休みの日に
小学生が集まって宿題とか遊んだりしてるんだ
俺も、小学校の時には遊びに来てた
中学は部活が忙しくて来れなかったけど
高校になって
また子供たちと遊ぶために通ってんの」
「そうなんだね。
歩君も子供が好きなんだね
そういうところ、素敵だと思う」
クララちゃんが優しい笑顔で
俺に『素敵』なんて言うもんだから
俺の心はトクンと飛び跳ねた
この場所は
俺の初恋が始まった場所
花純との思い出が詰まりすぎていて
ここに来ると
胸の奥の奥がチクチク痛む
それなのに
クララちゃんが隣で笑ってくれるだけで
俺の心がスーッと軽くなる
花純とのことを忘れさせてくれる
そんなことは
初めてだった
「歩兄ちゃん、バナナ鬼しようぜ!」
「バナナ・・鬼?
歩君、それって、何?」
「クララちゃんは、バナナ鬼を知らないから、
お前たちで教えてやって」
子供たちは身振り手振りを使って
一生懸命クララに教えていた
クララの表情を見ていると面白い
最初は難しい顔をして
一生懸命子供の説明を
理解しようとしていたが
だんだん
ワクワク顔になって
目をキラキラさせだして
早くバナナ鬼をやりたくて
ウズウズモードに入っている
クララちゃんのクルクルかわる表情が
子供みたいで
俺の心はいつのまにか
クララちゃんから目を離せなくなっていた
「歩君!バナナ鬼、早くやろう!!」
クララちゃんに両手で腕を引っ張られ
俺を見上げるように笑うクララちゃんの瞳が
ビー玉のように透き通っていて綺麗で
いつのまにか俺は
クララちゃんを好きになっていた
「あ!あゆむ君だ~」
小学生の子供たちが
俺の所に駆け寄ってきた
「休みの日に歩が来るなんて珍しいな」
「お前たち
宿題済ませてから来たんだろうな」
「当たり前じゃん!
そうしないと母ちゃんうるせーし」
「歩君の隣にいるのって、彼女????」
「違うから・・・友達だから・・・」
俺は子供たちのストレートな質問に
あたふたしてしまった
「ここって・・・?」
「公民館!
放課後とか休みの日に
小学生が集まって宿題とか遊んだりしてるんだ
俺も、小学校の時には遊びに来てた
中学は部活が忙しくて来れなかったけど
高校になって
また子供たちと遊ぶために通ってんの」
「そうなんだね。
歩君も子供が好きなんだね
そういうところ、素敵だと思う」
クララちゃんが優しい笑顔で
俺に『素敵』なんて言うもんだから
俺の心はトクンと飛び跳ねた
この場所は
俺の初恋が始まった場所
花純との思い出が詰まりすぎていて
ここに来ると
胸の奥の奥がチクチク痛む
それなのに
クララちゃんが隣で笑ってくれるだけで
俺の心がスーッと軽くなる
花純とのことを忘れさせてくれる
そんなことは
初めてだった
「歩兄ちゃん、バナナ鬼しようぜ!」
「バナナ・・鬼?
歩君、それって、何?」
「クララちゃんは、バナナ鬼を知らないから、
お前たちで教えてやって」
子供たちは身振り手振りを使って
一生懸命クララに教えていた
クララの表情を見ていると面白い
最初は難しい顔をして
一生懸命子供の説明を
理解しようとしていたが
だんだん
ワクワク顔になって
目をキラキラさせだして
早くバナナ鬼をやりたくて
ウズウズモードに入っている
クララちゃんのクルクルかわる表情が
子供みたいで
俺の心はいつのまにか
クララちゃんから目を離せなくなっていた
「歩君!バナナ鬼、早くやろう!!」
クララちゃんに両手で腕を引っ張られ
俺を見上げるように笑うクララちゃんの瞳が
ビー玉のように透き通っていて綺麗で
いつのまにか俺は
クララちゃんを好きになっていた



