復讐寮~罰ゲーム~

窓は閉められ、鍵もかけられた。


「なにするんですか!?」


瞳は慌てて優歩へ駆け寄っている。


優歩は背中をひどく打ちつけたようで、顔をしかめてうめき声を上げた。


「人の部屋に勝手に入ってきて乱暴するとか、どういう神経をしてるんですか?」


心臓は早鐘を打っているが、あたしはカヤ先輩を睨み付けてそう言った。


ここで屈してしまうと、カヤ先輩の思い通りになってしまう、


「口の利き方がなってないわ」


カヤ先輩はそう言うと、あたしに近づいてきた。


あたしは咄嗟に後ずさりをして、足にクッションを引っかけて倒れ込んでしまった。


「あなたにはお仕置きが必要ね」


カヤ先輩が言った次の瞬間、頭部に激しい痛みが走ってうずくまっていた。


「知枝!」


真仁が駆け寄って来て、どうやらあたしは蹴られたらしいと理解した。


あたしは唖然としてカヤ先輩を見上げた。


カヤ先輩は真面目で、人を攻撃するようなタイプではないと思っていた。


「知枝、頬から血が……」


真仁に言われて自分の頬に手を当ててみると、確かに血が流れていた。