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それから30分後、窓をノックする音が聞こえてきてあたしは2人と目を見交わせた。


そっと窓に近づいてカーテンを開けると、向こう側に真仁と友樹と優歩の3人が立っているのが見えた。


近くのコンビニに寄って来たようで、手には買い物袋が握られている。


あたしはそれを確認し、すぐに窓の鍵を開けた。


3人は靴を脱いでどんどん部屋に上がって来る。


「知枝」


最後に入って来た真仁があたしの名前を呼び、人目をはばからず抱きしめて来た。


あたしも、真仁の背中に両腕を回す。


男らしく筋肉のついた体の感触にドキドキする。


「ちょっと2人とも、展開早すぎだから」


後ろから声をかけてきたのは瞳だった。


あたしは苦笑いを浮かべて真仁から体を離した。


「さすがに、お前らのいる前じゃヤラないって」


真仁は小声でそう言い、テーブルの前に胡坐をかいて座った。


「なにか買って来てくれたの?」


亜沙美が友樹にそう聞くと、友樹は袋の中から缶ビールを取り出した。