今夜、キミを独り占め。




「俺ね、君が力尽きて寝た後に確認したけど、残り二つのベッドにもカーテンが閉められていて誰かが使っていたんだ」

「……あっ」


部分的に思い出した。

フラフラになりながらも先生を探すために保健室を見渡した際、カーテンがすべて閉められていたことに。


けれど私は深く考える余裕はなく───


「……っ」


もしかして、もしかすると。

私は大きな過ちを犯してしまったのではないかと今更思った。


「初めは襲いにきたのかなって思ったんだけどね」
「そ、そんなことは決して…!」

「だろうね。
すぐ布団被らずに寝ちゃったし」


眉を下げておかしそうに笑う光原先輩だったけれど、笑いごとではない。

私は慌てて起き上がり、土下座する勢いで謝ろうとした。