私は迷わずお父さんに抱きつく。
高校生になった今はもうこんなことできない、できるわけがない。
いつまで子供心でいるんだと、お父さんとお母さんに軽く引かれたり責められるかもしれないのだから。
『じゃあおやすみ、華蓮。
ゆっくり寝るんだぞ』
『え…』
けれどなぜかお父さんは私をすぐ離してしまう。
『どうした華蓮。
もう部屋で寝なさい』
どうして?
どうして夢の中でも私はひとりぼっちにならなくちゃいけないの?
お父さんの言葉に大きなショックを受けた私。
嫌だ、ひとりぼっちは。
ひとりで過ごす家はたまらなく寂しい。
『ひとりにしないでっ…』
思わず手を伸ばし、お父さんの袖を掴む。
離れないぞという意思表示。



