「妃芽乃!!夜瀬の代わりに送ってくから帰ろうや」 冬樹くんに戻ろうとした私を一瞬で引き止めてしまう泰成さん。 「…で、も…明日、詩優が迎えに来てくれるから待ってます。 ごめんなさい!紫苑の倉庫にはすっっごく行ってみたいけど…また今度ぜひお邪魔させてください…!!!」 もうこれ以上心が揺らがないように、私は急いで公園の入口にいる冬樹くんの元へと駆け寄った。 「…まずいで、夜瀬」 泰成さんがそう呟いたことなど知らずに。