「安心したよ。竜二と一緒にいてくれてありがとう。
お茶をいれてもらうから、座って待っててね」
そう言って微笑んでから利一さんは部屋から出ていった。
「ん?キス?」
私の視線に気づいた詩優は、顔を近づけてくる。
「ちがっ…!!!」
顔を逸らして、キスされないよう口元を手で覆う。
なんで詩優を見つめていただけでキスしてっていう解釈になるのかいまだにわからない。
「手、どけて」
「やだっ…!!」
そしたらキスするじゃんか…!!それにここがどこだか詩優はわかっているのだろうか。
「じゃあ帰ったらな」
詩優は諦めたようで、そう言ってから私の背中を押した。
そのまま背中を押されて、ソファの前まで来て。
「座って」
座るように促され、高級そうな革のソファにゆっくり座った。続いて、詩優も私の隣へと腰をおろす。
完全に密着した状態で。



