世界No.1の総長と一輪の花 II





「詩優くん、いい彼女を見つけたね」


「はい、ほんとにいい子すぎて。少しは悪い子になってもいいかもって思うくらいです」




詩優は笑いながら私の頭をゆっくり撫でる。
人前なのに…。




「2人とも、竜二に彼女がいなかったらいい人紹介してあげてほしいな」




なんてね、と利一さんは冗談っぽく言う。





そういえば竜二さんの恋愛のことは全然知らないな、と思った。
今まで聞いたこともない。どうなんだろうか…好きな人や彼女とか…いたりするのかな。竜二さんモテるもんなぁ。





「竜二は自分の気持ちにも周りにも鈍いんで、気づいてるかはわからないですけど……。大切に思ってる子ならいますよ。俺の予想では卒業するまでには告白するんじゃないかと」





そう返したのは詩優。
私は目を大きく開いて彼を見つめた。





竜二さんが大切に思ってる子!?
そ、それは…誰だろうか。




私が知ってる人?
それとも知らない人?




気になる……。