これは……
もしかしてのもしかして。
私、キスに少しずつ慣れてきたのでは……!!
と思った直後、
パジャマの中にゴツゴツした大きな手が侵入。
びっくりして、彼の名前を呼ぼうとしたら、それをチャンスだと言わんばかりに口内に熱いものが入ってきた。
とろけるような甘くて、深いキスに変わる。
キスを受けることでいっぱいいっぱいなのに、パジャマの中に侵入した手がキャミソールの下──素肌へと触れる。
あっという間に私の余裕は詩優によって奪われてしまった。
素肌に触れた手はどんどん上へと動いてきて。
私の頭の中はパニック状態。
まさか起きてから、こんな状況になるなんて……
詩優の手を止めようと、腕を掴む。
けれど甘いキスのせいで力が入らなくて、止めることは不可能だった。
背中に手を回されて、プチンっと音がした。
瞬間、胸を締め付けていたものから解放されて……。
心臓が異常なくらい激しく暴れ出す。



