幸せ……
詩優と出会ってから本当に幸せなの。
私を連れ出してくれて、居場所をくれた。
たくさんの仲間と出会って、本当に毎日が楽しかった。
生きててよかった。
正直、お父さんや俊に暴力を振るわれていた時……
死にたいと思ったことがないわけではない。
詩優と出会えて、本当に良かった…
「こっちおいで」
詩優は自分の隣をぽんぽんと叩いて私を呼ぶ。
隣においで、ということなんだとすぐに理解した。
目元を手で拭ってから、詩優の隣へと座る。
そしたら、また少しカタン…っとゴンドラが揺れた。
「花莉、外見て」
言われたとおり、外を見てみると…。
眩しいほどキラキラと輝く夜景が広がっていた。
「…っ!!」
その景色があまりにも綺麗で、釘付けになってしまい声を出すのを忘れていた。



