世界No.1の総長と一輪の花 II





幸せ……
詩優と出会ってから本当に幸せなの。




私を連れ出してくれて、居場所をくれた。
たくさんの仲間と出会って、本当に毎日が楽しかった。




生きててよかった。




正直、お父さんや俊に暴力を振るわれていた時……
死にたいと思ったことがないわけではない。





詩優と出会えて、本当に良かった…










「こっちおいで」



詩優は自分の隣をぽんぽんと叩いて私を呼ぶ。
隣においで、ということなんだとすぐに理解した。




目元を手で拭ってから、詩優の隣へと座る。




そしたら、また少しカタン…っとゴンドラが揺れた。







「花莉、外見て」






言われたとおり、外を見てみると…。




眩しいほどキラキラと輝く夜景が広がっていた。





「…っ!!」




その景色があまりにも綺麗で、釘付けになってしまい声を出すのを忘れていた。