「17歳、おめでとう」
ぽんっ、と私の手の上に置かれたのは小さな箱。
それも赤色の綺麗なリボンがついている…。
こ、こ、こ、これは……
誕生日…プレゼント、だろうか。
「あ、開けてもいい?」
「あぁ」
しゅるりとは赤いリボンを解いて、小さな箱をゆっくり開ける。
そこに入っていたのは……
キラキラと光るピンクのリング。
……もしかして。もしかしなくても。
これは…指輪だ。
そっと手に取ってみると。
内側には
“Shiyuu♡Hanari”
と刻印されてあった。
「…それ、花莉の指にはめるから。かして」
言われたとおり、詩優に指輪を手渡す。
「右手出して」
詩優の左手の上に、自分の手をゆっくりと置くと…。



