向き合って座ると、詩優と目が合って。お互い笑い合う。
詩優も私もカチューシャを外して袋の中へとしまった。
「今日は連れてきてくれて本当にありがとう」
感謝の気持ちを伝える。
たくさん、本当にたくさん笑ったから。好きな人と一緒にいるのがとても楽しかったの。
「花莉が楽しんでくれてよかった」
詩優が優しく笑う。
その表情がかっこよくて…ドキドキと胸が高鳴る。
カタン…と少しゴンドラが揺れた。
外を見てみると、雪が少し降っていて…それから
綺麗な夜景が見えた。
少しずつ上へと上がっていって…
1番上にのぼるころにはもっと綺麗に見えるんだろうな…。
楽しみ…
なんて思って外を見ていたら、
「花莉」
詩優に呼ばれて向き直ると、真剣な表情の彼と目が合った。



