世界No.1の総長と一輪の花 II






「にゃあ」




猫の鳴き真似をしてから詩優の腕にぎゅっとくっつく。今度はぷいっと私から顔を逸らす彼。




「頭撫でてくれないの…?」




袖を引っ張ると、




「…まじでずりぃ」




そう呟いてから私の頭を優しく撫でる。
それから頬に触れて、顔を近づけてきた。




…キス!?




ぎゅっと目を瞑ると、おでこにデコピンを1回された。全然痛くなかったから、手加減してくれたんだろう。




目を開けると詩優と目が合って。
数秒間見つめあったあとは




「あー……可愛すぎる…直視できねぇ…」




目を逸らされた。






そう思ってくれることが嬉しくて…
ドキドキと心臓がうるさい。





…詩優の方が可愛いのに。
可愛すぎて…






「…写真、撮ってもいい?」





詩優の写真がほしいんだ。
断られるかもしれないけど…。





「…いいから…俺にも撮らせて」





頭を掻きながらそう言ってくれて。




「うん…っ!!」と返事をして詩優の腕から離れて、スマホをポケットから取り出した。