その後、私たちは観覧車に乗るために長蛇の列に並ぶ。みんな考えることは同じで、最後に観覧車に乗ろうとしているみたい。
詩優はさっきのことがあってから、口数が減った。
…怒っているのだろうか。
私はさっき買ったものを思い出して、袋からあるものを取り出す。
「詩優!しゃがんで!」
そう言うと、不思議そうな顔をしながらもしゃがんでくれた彼。
そこで私はさっき買ったものを詩優の頭につけた。
ダックスフンドのように垂れた耳。
やっぱり詩優には犬耳がよく似合う。
私はもう1個あるものを取り出して、自分の頭につけた。
「えへへ」
私がつけたものは黒い猫耳カチューシャ。
詩優のものは犬耳カチューシャ。
さっき、小さな売店であったから気になって買いに行ったんだ。
ここの遊園地にはこのアニマルカチューシャをしている人を何人か見かける。
だから…詩優がつけているところが見たいなって思ったの。



