「ちょっと待ってて!」
あるものを見つけて、詩優から離れる私。
向かったのは小さな売店。あるものを2つレジへと持っていき、お会計後すぐに詩優の元へと戻ろうとしたら…
5人組の女の子のグループに声をかけられていた。
声をかけているのは見るからに私たちよりも大人の女性。
詩優がモテるのは今に始まったことじゃない。
学校にいてもモテるし、何より人を惹きつけるオーラがある。
今日だって学校で女の子に囲まれていたっけ…。
「一緒に遊ぼうよぉ」
一人の女性が詩優に迫っていく。
…やめて……詩優に触らないで……
なんて思っても、足が動かない。
あの人たちの方が大人っぽくて綺麗な人だから…、私と詩優では釣り合っていないんじゃないか…。それに、
私じゃどんなに頑張っても詩優をドキドキさせられない……
そう思うと涙が目にたまる。
「きみ可愛いね~。1人?俺らと遊ばない?」
ぽんっ、と肩に手を置かれて振り返ると…。
背の高い男の人2人がいた。



