それから私の『詩優をドキドキさせよう大作戦』が始まった。
ジェットコースターで、
「久しぶりで…ちょっと緊張するから、手繋いでもいい?」
本当は緊張なんてしていない。むしろ楽しみすぎるくらいだった。
「いーよ」
詩優は余裕そうな顔で私の手を握って。
ジェットコースターが終わるまで握っていてくれた。
ドキドキするのは私ばかり…。
続いて、メリーゴーランドに乗ってその次は空中ブランコ。
さらにジェットコースターにもう1回乗って、レストランでご飯を食べた。
レストランを出た頃には、すっかり日が沈んで雪が少しずつ降り始める。
時計を見ると時刻は19時を過ぎたところ。
…もうそろそろ、帰る…のかな……。
寂しい気持ちが込み上げてきた頃、
「最後に観覧車乗るか」
遊園地のどこからでも見える大きな観覧車。
それを指さして、にっと笑う詩優。
「うん!」
私たちは大きな観覧車まで向かう。



