世界No.1の総長と一輪の花 II







それから私の『詩優をドキドキさせよう大作戦』が始まった。




ジェットコースターで、




「久しぶりで…ちょっと緊張するから、手繋いでもいい?」




本当は緊張なんてしていない。むしろ楽しみすぎるくらいだった。




「いーよ」




詩優は余裕そうな顔で私の手を握って。
ジェットコースターが終わるまで握っていてくれた。





ドキドキするのは私ばかり…。









続いて、メリーゴーランドに乗ってその次は空中ブランコ。
さらにジェットコースターにもう1回乗って、レストランでご飯を食べた。




レストランを出た頃には、すっかり日が沈んで雪が少しずつ降り始める。





時計を見ると時刻は19時を過ぎたところ。
…もうそろそろ、帰る…のかな……。





寂しい気持ちが込み上げてきた頃、





「最後に観覧車乗るか」




遊園地のどこからでも見える大きな観覧車。
それを指さして、にっと笑う詩優。





「うん!」





私たちは大きな観覧車まで向かう。