「詩優!」
「ん?」
「はい、あーんして!」
キャラメルポップコーンを1つ手に持って、詩優の口へと近づける。
「さんきゅ」
ぱくっとそれを食べる彼。
余裕な顔で。
「……」
こんなんじゃドキドキしないってことなのだろうか……。
なんか、悔しい。
「詩優のバカ」
そう小さく呟いてから彼の腕に自分の腕を絡めて密着。
したのはいいが……恥ずかしい。一気に体温が上がってドキドキと胸が高鳴る。
それから私は自分を落ち着けようとポップコーンを口へと運ぶ。
何個も何個も。
絶対…、このデートでドキドキさせてやる…!!



