世界No.1の総長と一輪の花 II






「詩優って過保護だよね」


「そんだけお前のこと好きで、大切なんだよ」





「…っ!!」




そういうことを平気で言ってくる。
恥ずかしくて、またまた詩優を見ていられなくなるんだ。




ドキドキしてばかりなのが自分だけ…
私だって、詩優のことドキドキさせたいのに…。仕返しができない。













そう考えていた時
ふと、近くから甘くて美味しそうないい匂いがした。



…この美味しそうな匂いはなんだろう。




気になってこの匂いの正体を探してみると、小さな屋台を見つけた。その屋台には大きなポップコーンのマシーンがあった。




…美味しそう。お腹がなってしまいそうだ。




「小動物さんってほんとわかりやすいよな」




ぽんぽん、と私の頭を撫でてぐいっと手を引かれる。屋台へと向かって…。




「ポップコーン1つください」




詩優は販売員の男性にそう言った。