「詩優って過保護だよね」
「そんだけお前のこと好きで、大切なんだよ」
「…っ!!」
そういうことを平気で言ってくる。
恥ずかしくて、またまた詩優を見ていられなくなるんだ。
ドキドキしてばかりなのが自分だけ…
私だって、詩優のことドキドキさせたいのに…。仕返しができない。
そう考えていた時
ふと、近くから甘くて美味しそうないい匂いがした。
…この美味しそうな匂いはなんだろう。
気になってこの匂いの正体を探してみると、小さな屋台を見つけた。その屋台には大きなポップコーンのマシーンがあった。
…美味しそう。お腹がなってしまいそうだ。
「小動物さんってほんとわかりやすいよな」
ぽんぽん、と私の頭を撫でてぐいっと手を引かれる。屋台へと向かって…。
「ポップコーン1つください」
詩優は販売員の男性にそう言った。



