世界No.1の総長と一輪の花 II






冷たい風が頬に当たるけど、やっぱりコーヒーカップはすごく楽しい。




それからあっという間にコーヒーカップは止まって…。
私が詩優から離れたのは終わってから。















「詩優って筋肉すごいよね」



ジェットコースターに向かいながら、ふとそんなことを言ってみる。



「急にどうした?」


「あんなに早く回せるのすごいなぁって思って」





「花莉は腕細すぎだもんな。もっと鍛えねぇと折れそう」


「詩優はどうやって鍛えたの?」





んー、と詩優は考えてから。




「海斗と喧嘩したり?」




帰ってきた言葉はなぜか疑問形。




「そんなに喧嘩してたの?」


「中学の頃は海斗と喧嘩するか、海斗と一緒に喧嘩に行くか…の毎日だった気がする」





「じゃあ私も…」


「だめ。危ねぇだろ」





“じゃあ私も喧嘩する”
冗談のつもりで言おうとしたら、すぐに阻止された。