世界No.1の総長と一輪の花 II






…そんなに子どもだと思われているのだろうか。
もっと大人の人になれるように…朱里さんみたくなれるように頑張らないと……。







なんて1人で思っていたら、





「近々引越しするから、荷物まとめとけよ?」





いきなり話題が変わる。





「…引越し?」


「もちろん奏太も壮も、康も一緒に」






「…うん?」


「本当は八王子にバレた時点で引っ越しておくべきだったんだけどさ…。

今回は宮園にもバレたからさすがにやべぇと思って、親父と交換条件で引越しの許可もらった」





繋いでいない方の手でピースサインして見せる詩優。





「……交換条件…って?」





ちらりと詩優を見る。
詩優なら自分が嫌なことでも引き受けてしまいそうで…なんだか聞くのが怖いんだ……。
もっと自分のことを考えて欲しいのに。