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たくさん泣いて、どれくらい時間が経っただろうか。





ガチャッと部屋の扉が開いて、「立ちなさい」宮園さんが強引に私の首輪に繋がれている鎖を引っ張った。






痛くて、苦しくて…
私は立ち上る。





それから早足で歩く宮園さんにただついて行く。
ホテルを出て、車の中へ。





外は雪が積もっていて、かなり寒い。
これからまだまだ寒くなるのか、曇り空からは雪が降り続ける。






……どこに行くんだろう…





ただ、雪が降る窓の外を見ていた。

























さらに数時間して、たどり着いた場所は…見慣れた場所に少し似ていた。
でも、全く違う場所。





それから嫌な予感がして。





中に入った瞬間、体が凍りついたかのように動かなくなった。





だって…倉庫は倉庫でも、中にいる人たちは雷龍のメンバーじゃない全く知らない不良たちがいるんだから。