「くそっ…!!」 手紙をポケットの中に入れて、俺は急いで外に飛び出した。 …なんで、どうして…急に俺の前からいなくなるんだよ…… お前がいなきゃだめなのに… お前がいない未来なんて考えられねぇのに… 幸せになってねってなんだよ。他のやつとなんてありえねぇだろ。 お前がいねぇと俺は一生幸せになんてなれねぇんだよ。 雪が少しずつ降り積もる中、俺はバイクを走らせた。 花莉がいる場所なんてわからねぇのに…