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起きたのは12時を過ぎた頃。
花莉はいまだに寝ているようで布団の中から出てこない。
…大丈夫か?
だんだん寒くなってきているから温かいのかもしれないけど…暑そうだ。
布団を捲って中にいる女の子をちらりと見てみると、気持ちよさそうな顔をしてすやすやと眠っていた。
乱れた格好で。
「…ふぅ」
息を吐いてから、目の前の女の子の背中のファスナーに手を伸ばして上まで引っ張る。
…うん。これで大丈夫、なはず。
と思ったが色白の細い脚へと目がいく。
…細すぎじゃね?
すぐ折れそう…
~♪
急に鳴り出した着信音。
鳴っているのは俺のスマホだ。
慌ててスマホをとって画面を見ると、"夜瀬 朱里"と表示されていた。
…姉貴?
電話に出るのはめんどくさかったが、このまま鳴っていても花莉が起きてしまうからとりあえず通話ボタンをタップして花莉から離れた。



