世界No.1の総長と一輪の花 II







花莉に隙を作ってしまったのは俺だけど……。
彼女には警戒心が無さすぎるんだ。





「…隙なんてらいもん」


「そんなはだけた姿で言われても説得力ねぇ」





「ある」


「…俺が助けに行ってなかったらお前あの場で脱がされてたからな」






「そんなことされらいもん」


「……無防備にも程があるだろ」






「しゆーが守っれくれるかららいじょーぶ」






…信頼されてるのは素直に嬉しいんだけど……
万が一間に合わなかったら、なんて考えると怖くなる。






「…もう寝ろ」





花莉が掴んでいた袖を無理矢理引き剥がして、トンっと肩を押して押し倒す。





「わっ…!」






それから再び布団をぐるぐる巻きにして、布団海苔巻き状態に。
また布団から抜け出さないように俺も隣に寝っ転がって、布団ごと花莉に抱きついた。







「あついのやらっ!!」







布団の中からくぐもった声が聞こえてくる。
それを全部無視して目を瞑ると、しだいに声は聞こえなくなって寝息が聞こえてきた。








…やっと寝たか。