「キスちょーらい」
ベッドの上に座ったまま俺をじっと見つめてくる花莉。
…まぁ、いい子にしてたからな。
そっと頬に手を添えて顔を近づけた時
「深いのにしれ…」
なんて呟いて瞳を潤ませる。
…煽ってんのか、と思うくらい目の前の女の子は色っぽい。
それからキスをしたのは花莉の頬。
唇にしないのは1度キスしたら襲いそうでやばいと思ったからで。
「そこはやらっ!!!」
目の前の女の子はそんな俺の気持ちもわからずにただ頬を膨らませて怒っていた。
「ほいほい。早く寝ような」
花莉の肩をトンっと押してベッドに寝かせて、布団の端と端を折って布団海苔巻き状態にする。
…これで食べたいなんて思わねぇですむ。
ほっと一安心したのも束の間、
「あついのーっ!!」
すぐに布団の中から出てくる花莉。
しかも俺が着せたジャケットまでも脱ぎ捨てて。



