「付き合ってるんですかーー!!」




どこからか聞こえてきた声。




「あぁ」




詩優は見せつけるように私と繋いだ手を上にあげて答える。
今度は「ヒューヒュー」と聞こえてきた。














「花莉、行ってきな」











ぽん、と詩優が私の手を離して背中を押す。
雷龍のみんなと目が合った瞬間





「「「「「「「「「「「「「姫さん、おかえりなさい!!!!」」」」」」」」」」」」」






揃った声が倉庫へと響いて、みんなが拍手をしてくれる。





…胸の奥が熱くなる。
こんな私のことを迎えてくれる人がいること、私を思ってくれる人がいることに……








本当に感謝だ。