お店を出る頃には外は肌寒かった。
…もうすぐ冬だな、と実感。
スマホが振動して、すぐに開くとメールを1件受信していた。メールの送り主は"夜瀬 詩優"と表示されている。
タップすると、
"メール気づくの遅くなってごめん。
族の用事が長引きそうだから康に鍵頼んでポストに入れてもらった。
今日は帰れそうにないかも。迎えに行けなくてまじでごめん"
という本文。
"わかった!大丈夫だよ!ありがとう!!
頑張ってね、総長"
素早くメールを打って返信した。
朱里さんが詩優のマンションまで私を送ってくれるらしく、今はその車待ち。
「朱里さん!?」
大きな声が後ろから聞こえてきて、朱里さんと私は反射的に振り向くと
そこには肩より長い髪のセミロングの女の子がいた。
だいたい私と同じくらいの髪の長さ。
そしてその女の子は白シャツの上にクリーム色のベスト、胸元には紺色のリボン。スカートは膝より短いエンジ色のチェック柄スカート。
……高校生?



