「ほんとひどい!!!昔は私と悠(ゆう)のあとばっかりついてきて可愛かったのに…」
「こんなに小さかった頃の話ね」と朱里さんは付け加える。朱里さんの親指と人差し指の間の大きさは、米粒1粒分くらい。
思わず「ふふっ」と笑ってしまう。
小さい頃の詩優も可愛かったんだろうな…
見てみたい…
「悠のことがあってから、いつの間にかしーくんは暴走族に入ってるし!本当にびっくりだよ!」
「やれやれ」と呆れた表情に変わる朱里さん。
……っていうか、朱里さんの言葉に気になったことがある。
話にでてきた"ユウ"という人物はいったい誰なのだろうか、と。
「あ、の…」
「なに?花ちゃん」
にこり、と笑って綺麗な笑顔を向けてくる。
朱里さんはやっぱり可愛い……
「ユウさんとは誰ですか…?」
私がそう言うと「え!?」と驚く朱里さん。
…そんなにやばいことを聞いてしまった…のだろうか。



