世界No.1の総長と一輪の花 II






「ほんとひどい!!!昔は私と悠(ゆう)のあとばっかりついてきて可愛かったのに…」





「こんなに小さかった頃の話ね」と朱里さんは付け加える。朱里さんの親指と人差し指の間の大きさは、米粒1粒分くらい。






思わず「ふふっ」と笑ってしまう。






小さい頃の詩優も可愛かったんだろうな…
見てみたい…






「悠のことがあってから、いつの間にかしーくんは暴走族に入ってるし!本当にびっくりだよ!」






「やれやれ」と呆れた表情に変わる朱里さん。
……っていうか、朱里さんの言葉に気になったことがある。






話にでてきた"ユウ"という人物はいったい誰なのだろうか、と。





「あ、の…」


「なに?花ちゃん」





にこり、と笑って綺麗な笑顔を向けてくる。
朱里さんはやっぱり可愛い……





「ユウさんとは誰ですか…?」





私がそう言うと「え!?」と驚く朱里さん。
…そんなにやばいことを聞いてしまった…のだろうか。