…どこに行くんだろう。
とりあえず詩優に心配かけないようにスマホを開いて
"朱里さんと部屋の前で会って、今一緒にいるよ!
カードキー部屋の中に忘れちゃって……朱里さんと少しお出かけしてくるから、帰ったら教えてほしい…!"
メールを送信。
これで安心。
詩優に心配はかからない。
隣に座る朱里さんをちらりと見ると、綺麗な横顔が目に入る。
…横顔も美人。
まつ毛が長いし、目も大きい。唇の形も整っていて、やっぱりモデルさん級だ。
もし、詩優を女装させたらすごく美人なんだろうな…なんて勝手に想像してみる。
「ん?」
ずっと朱里さんを見ていたせいで、私の視線に気づいてしまったようだ。ぱちっと目が合った。
「あっ!朱里さんは、詩優に用事があったんですか?」
「そうなの!
あのね、聞いてよ花ちゃん!しーくん最近ずっーーーーーと私の連絡無視するの!!だから直接伝えに来たの!!」
ぷんぷんと頬をふくらませる朱里さん。
その姿もすごく可愛いと思ってしまうほど…



