「……っ」
「何があっても嫌いにならねぇから」
目元にやさしいキスを1つ。
詩優を信じられないわけじゃない。いつだって信じてるし、これからも彼のことを信じたい……
………だから
「…冬樹くんにキスされたの……それから……」
ぷちぷちと自分のワンピースのボタンをはずす。
お腹までボタンをはずしてキャミソールを捲り上げると、露になる素肌。
腕、鎖骨、胸元、お腹についている赤い痕だって詩優に見えただろう。
詩優の顔が見れない…
ぎゅっと目を瞑ると、優しいキスがふってくる。
つけられた赤い痕の上から、詩優のキス。
腕に、鎖骨に、胸元に、お腹に……
下へとキスされていくうちに、体が火照ったかのように熱くなる。
ぱちりと目を開くと唇が重なり合う。
「…んっ……」
私の上唇を優しく食んで、味わうような深いキスになる。