「……俺に謝っても意味ねぇんだけど。花莉に謝れ」
鋭い目つきで冬樹くんを睨む詩優。
「…俺はもう…花には会わない。まず、花は…俺に会いたくないだろう……」
冬樹くんの消え入りそうな声が聞こえてくる。
「…っ」
胸が痛い。
ズキズキして、苦しい…
私はぎゅっと拳を握りしめて、2人の前に姿を現した。詩優は私に気づいていたのか、すぐに近寄ってきてくれて頭を撫でてくれた。
安心する暖かい手。
思わず目に涙が溜まるが、ぐっと堪えた。
「…話せる?」
「…うん」
「…あっちで待ってるから。終わったら来て」
「……ありがと…」
それから詩優は少し離れた公園の入口へと行ってしまった。
…残された私と冬樹くん。
冬樹くんはまだ私に驚いているみたいで、目を見開いて瞬きを繰り返す。



