家に帰ると、そのことをママに話した。

「それは、ドッペルゲンガーかもね」

「なあに、それ」

「世の中にはね、自分とおんなじ見た目の人がいるっていわれているの。それがドッペルゲンガーよ。

でも気をつけなさい、ミカ。

その姿を見てしまうと、あの世につれて行かれる、なんて噂もあるからね。今日はうしろ姿しか見てないから、無事だったのかも。

また見かけても、今度は追いかけないことね」