キキーーーーーーッ、 ドンっ、、、。 ピーポー ピーポー ピーポー、、、、、、 ついに自転車のスピードは、風の域に達したようだ。 勢い弱まることなく、気がつけば僕は、ぐんぐんと空を駆け上がっていた。 町はどんどん遠のいて、ちいさくなっていく。 でも僕はもう、戻るつもりはない。 きもちがいいから。