「良いだろ?宏太もそう呼んでるんだから。ちっちゃいなぁ、兄貴は」
「ウザい。うるさい。トシって呼ぶな。利則と呼べ」
「まぁまぁ、そういう小さいこと言う男はすぐ別れられちゃうよ?」
二人の言い合いを誠が止めに入る。
「付き合うとか興味ないから余計なお世話」
利則は拗ねたように言って顔を背けた。
「ネェ、【兒玉兄弟】揃ってるよ‼」
「誰、あの、真ん中の女子‼可愛いけどムカつくぅ‼」
―――――その時の兒玉兄弟はまだ知らなかったのだ。
「――――ネェ、真ん中の子、私達で潰しちゃおうよ」
知らぬ間に萌衣に、災厄が降りかかっていることを―――。
「ウザい。うるさい。トシって呼ぶな。利則と呼べ」
「まぁまぁ、そういう小さいこと言う男はすぐ別れられちゃうよ?」
二人の言い合いを誠が止めに入る。
「付き合うとか興味ないから余計なお世話」
利則は拗ねたように言って顔を背けた。
「ネェ、【兒玉兄弟】揃ってるよ‼」
「誰、あの、真ん中の女子‼可愛いけどムカつくぅ‼」
―――――その時の兒玉兄弟はまだ知らなかったのだ。
「――――ネェ、真ん中の子、私達で潰しちゃおうよ」
知らぬ間に萌衣に、災厄が降りかかっていることを―――。